昼顔の劇場版がスカッとジャパンみたいな感じだった

斎藤工の声が好きなんだけどあんまり喋ってくれなくて、そこが一番つまらなかったですね。

忍者の時くらい喋ってくれ。

壁も走ってくれ。


昼顔、話面白いのとか、良い出来なのみたいな話は他の方々が沢山書いているだろうから個人的に思ったことを書きます。


皆さんご存知の通り、劇場版のクライマックスで斎藤工が死亡し、上戸彩がシンママになり小さな町でピンサロ嬢として頑張っていくというエンディングなワケですが、ネットの正義に近いものを感じませんか。

hagex氏の死にネタに便乗しているわけではないですが、世の中正義のために一瞬悪になることを許容する風潮になってきたのでわりとその感じがある気がしました。


劇中の登場人物的には、不倫してる側は悪い夫や妻からパートナーをひき離して幸せにしてあげてる訳だし、私刑で裁く妻や夫のキャラクターからすれば倫理が味方をするわけですが、双方歪んだ正義に基づいて動いているので、視聴者としてはヤクザとヤンキーが揉めてる位のプロレスでしかないので、双方不幸になるのが一番のエンタメだったりするわけです。

で、まぁ、その人間競馬で言うところの押せ押せ言ってる人達に近い立場で正義を振りかざす人たちがいますよね。

はい、ツイッターの人権マン達です。

表面上、客観的正義といったケチをつけられづらい立場を取りながら、ビランとダークヒーローを同時に討ち取る民衆みたいな構図。

だれも責任を取らないで済むので、多数でひとりふたりを殺すのにとてもコスパがいいですよね。


絞首刑の時のボタンだってもう少し数少ないでしょ。

恐らくですが、この「みんなで殺せば悪じゃない」ムーブメント。

正義の美酒に酔いしれて、ネットバトルがリアルバトルに発展する数が増え、もう少し論者達がリアルに死なない限りは改善されることは無いだろうなと思っております。